- レビュー
- 2020.08.05
Happiness at Workセミナーを開催
8月5日(水)10時〜12時の2時間、人事の大学 Happiness at Workセミナーを開催しました。
「新しいビジネス戦略:社員の幸福度の高い職場は業績が上がる」とうタイトルで、犬尾陽子さんに講義をしていただきました。
幸福度の高い職場をつくることが、なぜ業績向上に繋がるのかを理論的にも証明してもらいながら、実践的に活用できる考え方やノウハウを沢山共有してもらいました。
講義の中で、人間の脳はネガディブを思い浮かべやすくなっているので、ポジティブな面を発見したり、見つけていく訓練の重要性が語られていました。常にポジティブでいる必要はないですが、ふとした瞬間に小さなポジティブに気づけるような人や組織でありたいなと感じました。
Kahnemanのハピネス・ハイブリッドモデルによると、体験によるHappinessと評価によるHappinesssの2種類が存在するそうです。
講義の中で、日本企業は評価によるHappinessに重きをおきすぎているという指摘がありました。
給与やインセンティブなど制度だけでHappinessをつくろうとするのではなく、良い人間関係やフィードバックなど、体験によるHappinessを増やしていくことが大事だなとも感じました。
過労死という言葉は、そのまま英語になってしまっているそうです。日本社会の労働に対する考え方の負の側面です。Happiness at Workは、もっと日本社会に伝わってほしい概念ですね。そして、日本型の新しいHappiness at Workを、人事の大学では模索していきたいと考えています。
講義の中では以下のようなことも解説いただきましたので、ここでも少しだけ共有します。
・「大きなこと」も「小さなこと」も行う
・悪いマネージャを止める
・幸せな人を採用する
・問題を解決する
・称賛と承認のある文化を創る
・職場で親切な活動をする
・勝利を祝う
・毎週、3つの良いことを思い出す
・失敗を祝う
・仕事の幸せを測る
講師の犬尾陽子さん、大変有意義な講義を本当にありがとうございました。